漫画野郎・村田真哉の公式ブログです。
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「打ち切り」と「完結」
商業漫画においての「打ち切り」と「完結」というのは、
全然違うようでいて全く同じものです。

出版社は業務上の判断として連載終了、または続行を決断し、
漫画家は事業者の判断としてそれを承認します。
このプロセスは人気作であろうとなかろうと基本的には一緒で、
作家が「あと何話で終わらせよう」と思っても、さまざまな事情が
あってそうそう自由にいかないのが実情です。
(それだけに漫画を上手く終わらせるのはすごい技能だと思います)
というよりそんな個人的都合が優先されるんであれば、
作家が各々好き勝手なペースとページ数で描く事になり
それすなわち同人誌です。(ノ・_・)ノ同人さいこう!

しかし物語そのものを終了させるか中断するかに関しては、
基本的に作家本人の自由意思です。その結果、読者が展開に
納得できない場合は「打ち切り」納得できた場合は「完結」
となるのだと思います。アラクニドっぽく虫で例えると、蝶と蛾が
見かけの印象で区別されているだけで、本当は同じ種類の
虫であるという事にちょっと似ています。

無論作家自身や関係者の述懐によって多少ヒントは出ますが、
漫画とは紙に描かれた絵ではなく、読み手の脳内に広がる
世界の事を言うのであって、つまり「打ち切り」か「完結」かは
読者の判断に委ねられているのです。

という事で、ガンガンJOKER4月号掲載分を以て終了した
「死神様に最期のお願いを」については、一読者として見る限り
これはもう完全完結といって差し支えないと思います。
普通漫画の最終話近辺というのは、展開を急ぎバタバタと
物語を終わらせる傾向にあると思いますが、なんと「死神様」は
ヒントだけ提示してあえて結末を描かないというエンディング。
「ひぐらし」解答編も可能性の一つを提示しただけに過ぎず、
出題編をヒントに読者が編み出した解答が「真相」だと聞きます。
「死神様」ももそれと同様の手法であり、実に奇麗な終幕です。
もしかして「死神様・解答編」的な作品が今後描かれるかも
しれませんが、これは「ひぐらし」同様可能性の一つであり、
別作品とみていいでしょう。

しかし困った事に肝心の「真相」がサッパリ分かりません。
近々出るであろう続巻を待ちつつ謎に挑んでみようと思います。
連載は終了しても、僕の脳内で「死神様」は続行中です。

img714.jpg
アラクニド外伝「キャタピラー」より
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